レコードID
RB00023000
タイトルヨミ
シュンオク ミョウハ ゾウ
別タイトル
ローマ字タイトル: Shun'oku Myōha zō
形態・版情報
104.0×58.5cm
写刊の別
写
内容記述
春屋妙葩(1311-1388)は、南北朝時代の禅僧。夢窓疎石の高弟。足利義満の帰依を受け、初代の僧録司として禅院の行政に力をふるう。漢詩の才にも富み、五山版の刊行をすすめた。本像は、禅宗において祖師像を描く時によく用いられる半身像形式により描かれている。自賛である。賛詞は、『智覚普明国師語録』(大正新脩大蔵経第80巻)巻第5・自賛・半身の部の末尾に載せられており、また自賛の書体が妙葩晩年のものに近いことから、本像も妙葩晩年に制作されたと考えられる。妙葩自賛の頂相はほとんど知られておらず、貴重な作例である。なお、像左右下の書入によると、本像は妙葩示寂後の応永20年(1413)に梵□が周防永興寺の常什物として施入したことがわかる。永興寺は延慶2年(1413)に大内弘幸が、仏国禅師を開山に創建し、菩提寺とした。その後、弘幸の子・弘世(?-1380)が妙葩を住持に迎えて伽藍を完備し、以後妙葩の法系に属する諸僧が輪住した。(出典: 『日本肖像画図録』)
注記
賛「脚跟下事/不曽覆蔵/眼張三角/口欠四方/芥室叟自題」、印「春屋」、右下「周防州不動山永興禅寺方丈常住」、左下「応永二十年九月廿八日梵□置之」、外題「普明 自賛 不動山永興禅寺常住」
1幅
絹本著色
南北朝時代
『日本肖像画図録』108
京都大学基盤強化経費及び総合博物館修復費により修復(2014年)
2020年度全学経費「総合博物館所蔵肖像画コレクションのデジタル発信」事業により電子化
請求記号
総合博物館
作成年度
2020
所蔵
京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum, Kyoto University
コレクション
サブコレクション
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