2018-09-07
京都大学が所蔵する博物学資料を集めた「京都大学所蔵資料でみる博物学の時代」を公開しました
京都大学理学研究科、医学図書館、附属図書館が所蔵する博物学資料を集めた「京都大学所蔵資料でみる博物学の時代」を公開しました。
博物学(natural history)とは、動物・植物・鉱物といった自然界に存在する物について、種類や性質などの情報を収集・記録し、さらにそれを整理・分類する学問をいい、自然誌(史)とも言われます。
ここでは、リンネ以前に属名と種名を区別したボーアンの『植物の劇場総覧』や、多数の図版により初心者でも植物を見分け、分類できるよう配慮されたトゥルヌフォールの『植物学の基礎』、数万点に及ぶ標本をもとに日本の動植物を研究したシーボルトの『日本動物誌』、『日本植物誌』を見ることができます。また、リンネやビュフォンの著書や、西欧の博物学を日本に紹介した宇田川榕庵、伊藤圭介の著書など、京都大学が所蔵する博物学資料の中から代表的なものを集めました。
これらの画像は、2001年以降に旧システムで公開されていましたが、今回「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」で画像の解像度を上げて公開しました。貴重な博物学資料を、詳細な解説とともにご覧ください。