富士川文庫

骨度正誤図説
骨度正誤図説

富士川文庫は約5,000点にのぼる医学書のコレクションで、平成28年度に新たに約2,000点、約20万コマを電子化しました。このうち約1,000点は、国文学研究資料館「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」の一環として電子化され、また約1,000点は機能強化経費(文化的・学術的な資料等の保存等分)として概算要求が採択されたことにより実現したものです。

京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開している資料はまだ一部ですが、平成29年度末までに平成28年度電子化分全点を公開できる予定です。

富士川文庫の電子化は、平成29年度も引き続き実施しており、平成30年度前半にはさらに数千点の資料を公開できる見込みです。

▼富士川文庫

 

地図資料(大塚京都図コレクション、中井家絵図・書類、室賀コレクション)

日本国中図
日本国中図

「京都大学重点戦略アクションプラン」の一つである「オープンアクセス推進事業」の一環として、平成28年度には大塚京都図コレクション、中井家絵図・書類、室賀コレクションの地図資料約80点、約180コマを電子化しました。

地図資料の多くは大判の紙が折りたたまれた形態ですが、これらは撮影室の床に広げた状態でエリアごとに分割してスキャナで読み取りました。公開画像には分割画像を接合した全体画像も含まれていますが、大判資料になると1ファイルで数GBにも及びます。

京都大学貴重資料デジタルアーカイブでは、高解像度の画像を自在に拡大縮小したり表示位置を変更したり、スムーズに閲覧することができます。

▼地図でみる日本、世界    ▼大塚京都図コレクション
▼中井家絵図・書類      ▼室賀コレクション

 

工学研究科建築系図書室(吉田)所蔵 重要文化財「ジョサイア・コンドル建築図面」

赤星邸(大磯)
赤星邸(大磯)

京都大学図書館機構は、オープンアクセス推進事業(*1)の一環として、国立大学改革強化推進補助金の経費により、平成28年度に工学研究科建築学専攻が所蔵する重要文化財「ジョサイア・コンドル(*2)建築図面」358点を電子化・公開しました。

今回、電子化したコンドル建築図面の中には、ジョサイア・コンドル晩年の大作である「島津邸」、「古河邸」、「成瀬邸」など貴重な建築図面が多数含まれており、これら建築図面を公開し提供することで、国内外の建築学、近代日本研究はじめ様々な分野の研究者に広く利用され、研究の発展に資するものと期待しています。さらに近代日本建築の礎を築いたジョサイア・コンドルの建築図面を公開・発信することで、日本の建築文化の世界的な普及につながればと考えています。

*1 オープンアクセス推進事業 - 「京都大学オープンアクセス方針」に基づく学術論文の収集と発信を加速するとともに、長年継続してきた貴重な学術資料の電子化と公開をさらに発展させるための事業。さらに、学内外の研究コミュニティとの連携を進め、収集・蓄積したコンテンツの国際流通促進を図る。
*2 ジョサイア・コンドル Josiah Conder (1852-1920) - イギリス出身の建築家。お雇い外国人として新政府関連建物の設計に携わり、工部大学校の教授に就任して日本人建築家を育成。財界関係者らの邸宅も数多く設計。

▼工学研究科建築系図書室(吉田)所蔵 重要文化財「ジョサイア・コンドル建築図面」