公開画像が掲載された事例
『世界遺産二条城公式ガイドブック』に附属図書館所蔵の中井家絵図・書類『二条御城中絵図』が掲載されました
2019年10月25日に販売が開始されました『世界遺産二条城公式ガイドブック』に、附属図書館所蔵の中井家絵図・書類『二条御城中絵図』が掲載されました。
『二条御城中絵図』は、天保14(1843)年に作成された、寛永3(1626)年の後水尾天皇の行幸時の全容を伝える二条城の図面ですが、公式ガイドブックでは、建物の名称や色分けされた彩色の意味、資料の特徴等が詳しく解説されています。
『世界遺産二条城公式ガイドブック』は、世界遺産登録25周年を迎える二条城初の公式ガイドブックで、二条城の歴史から、二条城を彩る歴史上の人物、そして現在の二条城に至るまで、二条城の魅力を親しみやすくわかりやすく伝えています。
学外で開催される展示会等
下記展示会等で、京都大学所蔵資料を実際に見ることができます。
詳細・最新情報は、各機関のウェブサイト等でご確認ください。
(令和5年3月8日現在)
過去の展示会出品記録
▼令和3年度
▼令和2年度
▼平成31/令和元年度
▼平成30年度
▼平成29年度
▼平成28年度
▼平成27年度
▼平成26年度
公開画像を利用した研究事例
京都大学図書館機構では、所蔵資料公開により学術研究活動の推進に貢献することを、重要なミッションの一つと考えています。
本デジタルアーカイブで公開している画像を利用した研究事例をご紹介します。
国文学研究資料館「新日本古典籍総合データベース」 | 京都大学は、国文学研究資料館が実施する「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(略称:歴史的典籍NW事業)に拠点大学として参加しています。上記事業への協力として、本学が独自に電子化した画像と書誌データの提供を行いました。(京都大学附属図書館 画像一覧 / Kyoto University Library List) |
大藏經テキストデータベース研究会 IIIF Manifests for Buddhist Studies | 大藏經テキストデータベース研究会が公開している、仏教研究に関係するIIIF Manifest URIを共有するサイトです。「Attributions」から「Kyoto University Rare Materials Digital Archive」を選択すると、京都大学所蔵資料の一覧が表示され、複数のビューワーから選択して画像を閲覧することができます。同研究会は、『大正新脩大藏經』の第1巻から第85巻までの全テキストをデータベース化した「SAT大正新脩大藏經テキストデータベース」を発信しています。 |
「富士川文庫デジタル連携プロジェクト」(通称「デジタル富士川」) | 京都大学図書館機構と慶應義塾大学メディアセンターは、「富士川文庫デジタル連携プロジェクト」(通称「デジタル富士川」)に関する覚書を締結し、デジタル画像相互運用のための国際規格IIIF(International Image Interoperability Framework)を用いて、両大学が所蔵する古医書コレクション「富士川文庫」の画像データを統合表示する試行ウェブサイトを、2018年9月28日に公開しました。本プロジェクトは、複数大学が分散して所蔵する「富士川文庫」を一堂に公開することを通じて日本医史学の研究・発展に寄与するとともに、IIIFの利点を活用した分散コレクションの仮想統合の一例を提示するものです。 |
人文学オープンデータ共同利用センター「顔貌コレクション(顔コレ)」 | 「顔貌コレクション」は、美術作品に出現する顔の部分を切り取って集め、それを美術史研究(特に様式研究)に活用するプロジェクトです。描き方から作者や工房の特徴を読み取りやすいため、顔貌表現は様式研究の重要な素材の一つです。日本の絵巻物を中心として古今東西の美術作品から顔貌を切り取って収集し、顔の描き方を比較検討することで、例えば絵師や工房の異同を推定したり、影響関係を見出したりすることが可能になります。 (顔貌コレクション(顔コレ)ウェブサイト http://codh.rois.ac.jp/face/ より引用) |
国文学研究資料館「蔵書印データベース」 | 蔵書印文、印文文字数、印文出現位置、印文行数、印文改行表記など、さまざまな方法で蔵書印の実例を検索することができます。 京都大学附属図書館が所蔵する谷村文庫の蔵書印が採録されています。 |
京都大学で開催される展示会等
[終了] 平成30年度図書館機構貴重書公開展示「韓国古文献の世界」(2019年2月19日-3月3日)
京都大学附属図書館、京都大学人文科学研究所及び高麗大学校民族文化研究院は、2015年2月に協定を締結し、京都大学附属図書館が所蔵する韓国古文献の調査、書誌情報・解題の作成及び資料の電子化を行う共同事業を推進してまいりました。
このほど、京都大学人文科学研究所及び高麗大学校民族文化研究院からそれぞれ日本語、韓国語で河合文庫目録が刊行される運びとなり、それを記念して日韓の研究者が集うシンポジウムが開催されるのに合わせ、実際の資料をご覧いただける貴重書公開展示を開催します。
[終了] 平成30年度 図書館機構 貴重書公開展示「韓国古文献の世界」
・会 期:2019年2月19日(火)-3月3日(日)
・時 間:9時30分-17時00分
・会 場:京都大学 百周年時計台記念館1階 歴史展示室内 企画展示室 <交通アクセス>
・入場料:無料
・主 催:京都大学図書館機構
・展示品(リンク先からは電子化画像をご覧いただけます)
安東金氏金寿増男妹分財記
経世遺表
金石集帖
歴代兵要
他 全12点
・展示会図録(冊子版は展示会場で配付し、近日中に京都大学学術情報リポジトリでも公開します)
※京都大学図書館機構では、所蔵する貴重な資料を学内外に公開し、広く市民の方にも親しんでいただくため、数年に1回展示会を開催しています。