レコードID
RB00033869
タイトルヨミ
トクガワ イエヤス ゾウ
別タイトル
ローマ字タイトル:Tokugawa Ieyasu zō
形態・版情報
82.9×41.3cm
写刊の別
写
内容記述
徳川家康(1542-1616)は、江戸幕府の創始者。今川氏の人質、織田信長の同盟者、豊臣政権の大老をへて、征夷大将軍となり、徳川300年の基礎をきずいた。死後、東照大権現の神号を贈られる。本像では、朱塗りの殿舎に繧繝縁の上に衣冠束帯姿で坐し、上方には垂幕が下がり、その上を雲がおおい、前の縁に狛犬を従える、東照権現として神格化された家康が描かれている。背後に描かれているのは東照宮であろうか。本像と、背景も含めて極似した像に、天海僧正の着賛がある作が、滋賀・聖衆来迎寺(4代木村了琢筆)と愛知・長円寺に所蔵されている。このように神格化した像主を描く先例としては、京都・高台寺などに所蔵される豊臣秀吉像がある。なお、本像を納める箱の蓋裏に慶安2年(1649)の表装修理銘があり、この年以前に制作されたと考えられる。また、箱の蓋表にある墨書より、本像は寛永寺寒松院の什物であったことがわかる。(出典: 『日本肖像画図録』)
注記
箱書「東照宮御頂相 東叡岳寒松院什物」、箱蓋裏書「奉修補 東照宮御正体当院伝持重宝焉因茲再飾而以令寄付者也〈慶安己丑/季穐吉辰〉法主純海」
1幅
絹本著色
江戸初期
『日本肖像画図録』040
2020年度全学経費「総合博物館所蔵肖像画コレクションのデジタル発信」事業により電子化
作成年度
2020
所蔵
京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum, Kyoto University
コレクション
サブコレクション
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