谷村文庫猪苗代家本、菊池三渓自筆稿本など、1,507タイトルを公開しました

附属図書館が所蔵する、谷村文庫猪苗代家本、菊池三渓自筆稿本など、1,507タイトルを公開しました。

谷村文庫からは、江戸時代に仙台藩主伊達氏に連歌師として仕えた猪苗代家伝来の連歌関係資料113タイトルを公開しました。『家業相続之記』は、猪苗代兼郁（いなわしろ けんいく; 1655-1735）が宝永3-5（1706-1708）年に記した自筆の日記です。

また、江戸時代後期から明治にかけての漢学者、菊池三渓（きくち さんけい; 1819-1891）の自筆稿本59タイトルも新たに公開しました。菊池三渓は、和歌山藩儒の家系に生まれ、江戸幕府奥儒者に抜擢されたものの、政変のため下総国に退隠し、明治初年まで常総諸藩を点々とした後、東京や京都で著述活動を行いました。

※今回公開した資料の電子化は、国文学研究資料館が実施する「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」（略称：歴史的典籍ＮＷ事業）に拠点大学として参加して実施しています。