東南アジア地域研究研究所が所蔵する「景福寺資料」98点の画像を新たに公開しました。
▼景福寺資料
「景福寺資料」は、タイ国バンコクに所在するベトナム仏教寺院の景福寺(ベトナム語名Chùa Cảnh Phước, タイ語名Wat Samananam Borihan)で発見された漢字字喃(チューノム)仏経典です。版本・手写本の全98点から構成され、19世紀から20世紀半ばに成立したと推定されています。当該資料は、ベトナムからタイへの移住者によってもたらされ、東アジアから東南アジアへと伝播した大乗仏教の歴史を物語る重要資料です。