レコードID
RB00033889
タイトルヨミ
ゼカクドウ ジョラン ゾウ
別タイトル
ローマ字タイトル:Zekakudō Joran zō
形態・版情報
97.4×30.2cm
写刊の別
刊
内容記述
是鶴堂如卵は、松月堂古流の華道家。大正5年(1916)に同流6世にあたる如陽が記した賛などによれば、安永年間(1772-1781)に是心軒一露(1734-1780)の門に入ったという。一露は安永年間に松月堂古流を中興した人で、同流は彼以後数系統に分かれており、そのうち是鶴堂系の初代にあたるのが如卵であるとみられる。また賛によると、本像は如卵の百年忌を記念して制作されたといい、逆算すると如卵の没年は文化14年(1817)である。本像は輪郭線などを木版で墨摺りした後、彩色が加えられており、原画は右下にある落款より、森一鳳(1797-1851)により描かれたことがわかる。一鳳、名は敬之、字は子交、通称は文平、大阪の人。円山応挙の門人である森徹山の養子となり、画を養父に学んだ。印「昌鳳」については未詳。(出典: 『日本肖像画図録』)
注記
落款「一鳳」、印「昌鳳」
題「我か祖先如卵翁は安永年中/流祖是心軒か門に入り花道の/奥儀を会得したる徳より嗣統/と成り熱心に門弟を指導し/旺盛を極めたり此度恰も百/年の祭に際し記念の為め画像/お模写し頒布するもの也/大正五丙辰 松月堂古流嗣統/六世是鶴堂如陽」、関防印「記念」、印「是鶴堂」「如陽」
箱書「是鶴堂如卵肖像」、箱蓋裏書「如陽」、印「是鶴堂」「如陽」
1幅
刷物彩色
大正時代
『日本肖像画図録』073
2020年度全学経費「総合博物館所蔵肖像画コレクションのデジタル発信」事業により電子化
作成年度
2020
所蔵
京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum, Kyoto University
コレクション
サブコレクション
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