京都大学数学教室貴重書ライブラリは、理学研究科数学教室が所蔵する和算資料(天文書や漢籍を含む)及び西洋数学資料です。

 

当教室の所蔵する和算資料

筭爼 5巻
筭爼 5巻

和算とは、江戸から明治にかけて我が国で発達した数学です。関孝和(生年不詳〜1708)を始めとする優秀な数学者を輩出し、ヨーロッパの数学に先んじて得た成果も少なくありません。また、和算は数学を愛好する数多くの日本人も生み出しました。江戸時代後期には全国に和算愛好家たちがあふれ、難しい問題が解けたときにはそれを絵馬にして神社に奉納する、算額奉納と呼ばれる習慣も生まれました。

当教室は、和算愛好家たちを生み出すきっかけとなった入門書『塵劫記』や、関孝和の遺稿をまとめたといわれる括要算法など、約400点の和算資料を所蔵しています。特に三木流三伝と称して京都に住んでいた江戸末期の和算家、豊由周齋(生没年不詳)の自筆本がまとまって残っており、今後の研究が待たれます。

ぜひ江戸時代の日本人が愛してやまなかった数学に触れてください。
 

 

当教室の所蔵する西洋数学資料

Apollonii Pergæi conicorum libri octo...
Apollonii Pergæi conicorum libri octo

今日の数学は古代ギリシアに源流を持ち近世ヨーロッパで進展しました。当教室所蔵の資料には西洋数学の歩みで大切な役割を果たした書籍が多数含まれています。ユークリッド(エウクレイデス)『原論』、アポロニオスの『円錐曲線論』、フェルマが読んでフェルマ予想を欄外に記したものと同じ版のディオファントスの『算術』、カバリエリの原理を記したカバリエリの『不可分量の幾何学』、ガリレオ・ガリレイの『新科学講話』やニュートン、オイラーの著作など約200冊の書籍が収蔵されています。

著書の多くがラテン語、イタリア語、フランス語、ドイツ語で記されていますが、英語の著作もあり、また図版も多く含んでいますので、数学が進展していく雰囲気を味わうことが可能だと思われます。
 

 

数学史リンク集

 

書誌一覧

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