室賀コレクションは、元京都帝国大学文学部助教授で、地理学史の研究者であった故室賀信夫氏(1907-1982)が収集した、地理学史・地図史分野の国内有数の文献群です。古地図511点、和本199点、洋書285点、その他2点、計997点で構成されています。1996年度に附属図書館に受け入れられました。

古地図は、日本全図、世界図、支那朝鮮並外国、日本地方図、北辺図、道程図、都市図、名所絵図、日本分国図、特殊図、欧州古版図からなり、特に、世界図・道程図が充実したコレクションです。研究対象となる一次資料が本コレクションの中核をなしており、それ以外に、貴重書を含む地理学、地誌、地図製作法、対外交渉史等の関連和本・洋書を含んでいます。

参考: 「日本の西方・日本の北方 -古地図が示す世界認識- 京都大学附属図書館所蔵室賀コレクション古地図展」
 

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