Record ID
RB00013189
Title in kana
ベンケイ モノガタリ
Alternative title
ローマ字タイトル: Benkei monogatari
英語タイトル: The story of Benkei, a tragic warrior.
Num. of books
1
Physical form
33.0×22.0cm 五つ目袋綴, 挿図:片面10図, 彩色(奈良絵本)
Type
写
Description
熊野別当弁心は若王子に申し子して子を得るが、鬼子として山中に捨てる。若王子の示現を受けた五条大納言が、その子を若一と名付けて養育する。七歳で比叡山に登ったが乱暴重なり追放され、自剃受戒し武蔵房弁慶と名乗る。老僧の衣を奪い、都で太刀・具足を調達、渡辺館の一件を治めて赴いた平泉寺で諍いをおこし、書写山でも僧との争いが高じて寺を炎上させる。その復興に努めた後、平家の刀を狙う。義経との三度の出会い、決闘を経て主従となる。義経十九歳、弁慶二十六歳であった。二人を恐れた平家が拉致した師僧を救出するため弁慶は六波羅へ出向く。義経の在所を知らんと取引をはかる吉内を嘲弄し、六条河原に引き出されたところを脱出、義経と再会し、平家打倒の誓いを固め奥州へと発つ。(出典:『京都大学附属図書館創立百周年記念公開展示会図録』より)
下巻のみが現存。錯簡箇所があるものの、本文は慶安 4 (1651) 年刊本にほぼ一致する。絵に関しては全十図中八図が刊本の挿図と一致。また弁慶の肌の色が義経との主従関係を結ぶ前後で薄墨色から肌色へと塗り分けられているのが印象的である。京都大学国語国文学研究資料叢書『弁慶物語』に影印、池田敬子氏による解説がある。(出典:『京都大学附属図書館創立百周年記念公開展示会図録』より)
所謂奈良絵本にして極彩色の絵あり。粗筆なれど稍巧妙なり。室町時代末期の写本か。本型は例に違い美濃紙型竪本。京都の好事家小山源治の愛玩たりしものなり。上巻欠。表紙本文共紙。題簽なし。打付書「弁慶物語」。挿絵十葉。(出典: 鈴鹿目録中巻 p.105)
Note
奈良絵本, 小山源治(天香園)旧蔵本
共表紙
本文料紙:きら入斐紙
無辺界
毎半丁11行
本文:漢字交り平仮名文、一部振仮名付
蔵書印:「山」(朱文)
元表紙、本文前半を欠く
Call No
4-40/ヘ/1貴
Registration No
836602
Kokusho So-mokuroku
(7-222p.) 辨慶物語 || ベンケイモノガタリ
Guide for Content Reuse
Attribution
京都大学附属図書館 Main Library, Kyoto University
Collection
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