Record ID
RB00013052
Title in kana
ヨシワラ ロッポウ
Alternative title
ローマ字タイトル: Yoshiwara roppō
Num. of books
1
Physical form
14.8×10.4cm 袋綴
Type
写
Description
小寺玉晁が古版本を影写して高橋広道(笠亭仙果)に贈りしもの。後年細野要斎が不図坊□に獲て珍蔵せりしものなり。要斎の識語に/曰く此冊旧笠亭仙果高橋氏所蔵及歿家人売之云余偶買得之於熱田骨董/舗因示之玉晁老人小寺広路老人曰是/吾嘗手模以付仙果者也明治二年已己三月十六日後讀柳亭用捨箱抄写而附之尾。/本書の原本は刊年を明かにせざれども正本□板にして寛文以前と推定せらる。江戸吉原遊女の評判を記し姿絵と描けり。高橋蔵書、要斎蔵書の印あり。(出典: 鈴鹿目録中巻 p.16)
古刊本影写。小。内容は吉原遊女の評判記なり。本書は正本屋の刊行せる絵入り小本を幕府の□小寺玉晁が手ら影写して笠亭仙果に贈りしもの。仙果没後細野要斎の有に帰したり。高橋蔵書(高橋は仙果の本姓にて仙果名は廣道なり)及び要斎蔵書の朱印を巻頭に捺す。本書の由来については巻末に要斎の識語あり。解題に代ふるに足るを以て左に記す。此板木今に伝はりてありと聞り序に年号および作者の名もありしなるべけれど闕たり。寛文八年印本吉原よぶ子鳥の跋に「尻もむすばぬ糸ながらをりをりにこれをつづり又こそ吉原六方にあらましなほくはしくは袖がたみにこそ」とあり。是より前の刊行なり。されば此吉原六方も寛文八年より前の彫刻にやあらん。今に至りて百七十余年板木の伝はりしは奇といふべし。新町九兵衛とあるは亀甲屋なり。或は甲を紅に作る。巻尾に正本屋とあり。名は欠て門の字のみ存。かぶきの六方詞と同じ正本屋十右衛門の板か。右柳亭種彦用捨箱(以上朱書)。(出典: 鈴鹿目録中巻 p.17)
Note
版本写
Call No
3-47/ヨ/1貴
Registration No
82835
Kokusho So-mokuroku
(7-921p.) 吉原六方 || ヨシワラロッポウ
Guide for Content Reuse
Attribution
京都大学附属図書館 Main Library, Kyoto University
Collection
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