Record ID
RB00013738
Title in kana
カタナ
Alternative title
ローマ字タイトル: Katana
Author
備前長船宗光作
Num. of books
1
Physical form
長さ51cm 反り無し 穴1
Description
鎬造り庵棟反り無く中切先となる。鍛えは板目が流れて杢目を交える。刃文は複式互の目風にとがり刃を交へて匂い出来に、むら沸を交える。帽子は直刃に丸く返る。茎は先栗尻、鑢目は勝手下り、目釘穴1ケ。表に銘がある。元来の反りを鎬を打って反り伏せをしたものである。宗光は文明頃以後に長船物の一人としてその作品を残し兄勝光と共に有名である。鎌倉以後の備前物は匂い出来の刃文をお家芸として来たが、勝光、宗光の時代になって、相州風の沸出来のものを取り入れ、中には相州のお家芸である皆焼(ひたつら)のものも見られる。本作は銘に応永年と刻しているが応永の宗光は見た事がない。また六月日とあるが刀工は八月日、又は三月日と切るもので六月日は何か他意があったものであろうか。刃文を見ると宗光の場合は乱れ刃の場合はかならず帽子も乱れ込むもので本作の様に直刃となるのは新刀期(慶長以後)のものと考へられる。(解説:文化庁刀剣類登録審査委員 新井重熈氏)
Note
刀剣
維新DBリスト:No.5
維新DB整理番号:#0195200
奥書等:永二十年六月日
脇差、銘:備州長船宗光
Call No
尊/品/36
List No
刀剣:5
Guide for Content Reuse
Attribution
京都大学附属図書館 Main Library, Kyoto University
Collection
Subcollection
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