Record ID
RB00013871
Language
日本語
Publication year
1859
Title in kana
ショウイン センセイ ウワガキ ソウコウ
Alternative title
ローマ字タイトル: Shōin Sensei uwagaki sōkō
英語タイトル: Draft of a protest
Author
吉田松陰自筆
See For
吉田, 松陰||ヨシダ, ショウイン||Yoshida, Shōin
Num. of books
1
Publication year (Jpn)
[安政6年]写
Physical form
写 巻子本・箱入
37(23×114)cm
Type
写
Description
安政6年 (1859) 2月4日、獄中で書いたもの。人材を登用して庶政の革新が必要であると主張。品川彌二郎に託し、藩の目安箱に投ぜしめたものという。「近日世間頻ニ流傳仕候ハ、群小朋黨比周仕、兩政府ノ正論ヲ一變シ御上尊攘ノ思召度々ノ御直書ヲ反古ニ致スヘキ工ミノ由、誠以悪ムヘキノ至ニ奉存候。依之憤懣ノ餘、時事一々申上候。 / 一昨年御歸城當分御上御勤政、大臣小吏各其職ヲ勵ミ君徳ヲ宣布シ言路ヲ洞開セシ故、御政道日ニ盛ニ候處、未タ一年ナラズシテ大ニ衰参シテ今日ノ光景ニ相成タルハ、誠ニ悲泣ノ至ニ候。昨年ナラハ微臣ノ言モ兩相ノ手ヲ經速ニ上達セシニ、今ハ九天路絶テ已ム事ヲ得ス、此書ヲ目安箱ニ投スルニ至ル。心中御燐察奉祈候。・・・・・・以下略」(出典:平成6年度京都大学附属図書館公開展示会図録『吉田松陰とその同志』)
On 4th of February in 1859, SHOIN made out the Written Statement at Noyama Prison, and let SHINAGAWA YAJIRO (1843-1900) post it into Meyasubako: a box for "appeals" (meyasu) posted by shogunate during the Edo period.
この上書は安政六年二月四日、野山獄中に於て認め、翌五日品川彌二郎をして之を目安箱に投入せしめたものである。その趣旨は本文の首に記せるが如く、近時朋黨比周して正論を一變し、主上尊攘の叡慮も實行し得ないのは誠に痛嘆すべき至りであり、又藩府に於ても藩吏その任を得ざる爲め、言論の途蔽塞せられ善政が行はれぬから、その選用に就いて忌憚なき意見を陳べるといふに在る。それには先づ「幕府に阿り 天朝を輕蔑する」者を郤け、大に正義有能の士を抜擢し、庶政を革新すべしとなし、一々その人名を擧げて指摘してゐる。何故にかく切言せなければならぬかといふに、當春藩主の參府は有志の士が大に憂慮する所で、この際藩府の有司を變更し、且つ君側の老奸を除くにあらざれば、何事を論じても益なしと言ひ、最後に「右當今國家の急務と奉存不顧萬死申上候」と結んでゐる。(全集第四卷意見書類)(出典:『尊攘遺芳』)
Note
吉田松陰とその同志展
維新DBリスト: 展示品21
芳6
「近日世間頻ニ流伝仕候ハ云々」
Call No
尊/巻301/貴
Registration No
1799497
List No
展示品21
Guide for Content Reuse
Attribution
京都大学附属図書館 Main Library, Kyoto University
Collection
Subcollection
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