Record ID
RB00033904
Title in kana
モトオリ ノリナガ ゾウ
Alternative title
ローマ字タイトル: Motoori Norinaga zō
Publication year (Jpn)
1830年(文政13年)
Physical form
86.5×35.1cm
Type
写
Description
本居宣長(1730-1801)は、伊勢松阪の人。生家は木綿商。鈴廼屋と号す。33歳で賀茂真淵に会い、国学者として立つ。「古事記伝」「玉くしげ」以下多数の著述をなし、近世思想界の巨人となる。本像の下部には、嘉永7年(1854)に神郡田居が記した識語がある。それによると、本像は、文政13年(1830)に陸奥の求馬という人が伊勢・松阪に宣長の旧跡を訪ねてきた際、宣長の息・春庭が逗留させ、去るに当たって宣長像を模し、賛を施して与えたものであるという。春庭が模したという原本は、現在三重・本居宣長記念館に所蔵されている61歳自画自賛像(重要文化財)である。(出典: 『日本肖像画図録』)
Note
識語「本居中衛/高岳院石上道啓居士/墓所松阪より南壱里半/山室村妙楽寺山上ニ有/酉年九月廿九日年七十二/当辰ノ年廿年ニ相成申候//もろこしの人に/みせはや/みよしのゝよしのゝ山の/山さくら花/右賀茂翁//敷嶋のやまと心を/人とはゝ 朝日に/匂ふ山さくら花/右本居翁」「陸奥人求馬学野叟夙志/邦典又嗜山水足跡遍寰/宇文政庚寅歳叟西游過/伊勢松坂々々世所謂宣長/本居大人梓里也乃訪其/子春庭々々懇留叟数日臨/去親摸大人肖像別録享/年諡号碑地并大人及県/居翁尊国之二歌贐之叟/喜出望外齎帰珍襲不啻/拱璧也晩歳寓本邑与余/善去春叟罹篤疾召余出/一画紙曰吾一龍鐘客耳/随所埋骨足矣独此不忍/他日或汚彼脱大和魂之/腐儒也今挙付子煩愛護/余泣諾之事実在歿前三/日也嘉永甲寅抄秋念九/当大人忌日因装此幅書/由于剰白以□不負死友/之意云神郡田居識」、印「古処」
外題「鈴の屋」
1幅
紙本墨画
1830年(文政13年)
『日本肖像画図録』089
2020年度全学経費「総合博物館所蔵肖像画コレクションのデジタル発信」事業により電子化
Creation year
2020
Guide for Content Reuse
Attribution
京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum, Kyoto University
Collection
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