Record ID
RB00033923
Title in kana
メンコク シュウテツ ゾウ
Alternative title
ローマ字タイトル:Menkoku Shūtetsu zō
Publication year (Jpn)
1715年(正徳5年)
Physical form
88.2×38.1cm
Type
写
Description
綿谷周瓞(1406-1472)は、室町時代の禅僧。松鷗斎と号す。若狭高成寺大梁、のち瑞渓周鳳に師事し、相国寺内に松鷗庵を営んで住した。能文をもって知られ、数回にわたって遣明表を作っている。総合博物館蔵の別の周瓞像(『日本肖像画図録』113)と比較すると、ほぼ同形同大で、色彩が変えられ、衣摺線が一部異なるものの、曲禄などの文様は一致する。また、上部には、長年に渡り綿谷が随侍し、起居を共にした同門の瑞渓周鳳による賛がある。これを見ると、両図とも瑞渓の寂年にあたる83歳の時(綿谷示寂の翌年)のもので、賛文も一致する。また、本像には瑞渓の賛文の後に正徳5年に天啓集杖が書したことが記されている。従って、瑞渓83歳の文明5年(1473)着賛がある綿谷像が存在し(京都・相国寺蔵)、本像はそれを正徳5年に伝写して、原本の賛文を天啓が書したものだと考えられる。(出典: 『日本肖像画図録』)
Note
賛「称等持王猶半提/前程幸免渉階梯/青松社裏白鷗境/北斗南辺東院西/右前住等持綿谷瓞禅師/肖像賛〈予〉先是述其行/状者二千余言故今以/一小偈爾 臥雲八十三/老叔周鳳書/正徳乙未季夏日/前南禅見相国天啓集仗/謹写」、印「天啓氏」「集仗之印」
1幅
紙本著色
1715年(正徳5年)
『日本肖像画図録』112
2020年度全学経費「総合博物館所蔵肖像画コレクションのデジタル発信」事業により電子化
Creation year
2020
Guide for Content Reuse
Attribution
京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum, Kyoto University
Collection
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