Record ID
RB00033939
Title in kana
バンケイ エイタク ゾウ
Alternative title
ローマ字タイトル:Bankei Eitaku zō
Author
山本素軒筆
See For
山本, 素軒||ヤマモト, ソケン||Yamamoto, Soken
Publication year (Jpn)
1700年(元禄13年)
Physical form
88.1×35.2cm
Type
写
Description
盤珪永琢(1622-1693)は、妙心寺第218世。播磨国浜田郷の人、菅原氏。号は大珠。随鷗寺の雲甫元祥について出家、長崎その他を歴遊、不生禅と呼ばれる独自の禅風を樹立した。仏智弘済禅師、大法正眼国師。本像の左下にある落款から、琳派の巨匠として著名な尾形光琳の師としてその名が知られている画家・山本素軒(?-1706)により描かれたことがわかる。素軒の伝記及び現存作品については、田能村忠雄氏により既に紹介されている(「光琳の師山本素軒の画跡」(上)(下)、『国華』787・788)ので、詳細はそちらを参照されたい。素軒、名は守常、数馬及び利兵衛を名乗ったともいう。生年は不詳ながら、貞享4年(1687)に法橋に除せられて以降、宝永3年(1706)に没するまで、元禄年間を中心に活躍したことが知られている。父・素程は狩野探幽の高弟であったと伝えられ、素軒は父より画の手ほどきを受けたと考えられる。明正院を始めとする公家を主たる享受者として、探幽と同じく漢画的画題から大和絵的画題まで幅広い作品を制作した。また、本像の賛者は、盤珪の法を嗣いで盤珪が開いた伊予如法寺の三世となった祖心圭堂(1649-1703)であり、盤珪没後の元禄13年(1700)如法寺の聴松軒において賛を施している。なお、本像と近似した素軒筆「盤珪禅師半身像」(無賛)が盤珪を開山とする播磨網干の竜門寺に所蔵されていることが田能村氏によって紹介されている。(出典: 『日本肖像画図録』)
Note
落款「法橋素軒筆」、印「素軒」。賛「氷雪襟宇風雷神機垂武播水播化九畿/無孔笛持去横吹竪吹徽音殆難継破漆/桶束来東抛西擲点滴全救饑掀翻龍門/波浪豁開富嶠禅扉生不生兮滅無滅凜/然光彩轉崔巍/正意老居士寄先師真使余賛嗚呼老人之/風度弘大幽遠不筆舌得而所盡焉夤薫手/稽首暢其一端云元禄庚辰冬十二月廿八日/心圭堂書于聴松軒」、関防印「滹渦正流」、印「祖心之印」「頭陀圭堂」
1幅
絹本著色
1700年(元禄13年)
『日本肖像画図録』132
2020年度全学経費「総合博物館所蔵肖像画コレクションのデジタル発信」事業により電子化
Creation year
2020
Guide for Content Reuse
Attribution
京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum, Kyoto University
Collection
Subcollection
Please use the URL below to link to this page: