Record ID
RB00033942
Title in kana
モクアン ショウトウ ゾウ
Alternative title
ローマ字タイトル:Mokuan Shōtō zō
Physical form
120.0×28.5cm
Type
写
Description
木庵性瑫(1611-1684)は、明の泉州晋江の人。早く両親を失い僧となり、黄檗山の隠元に師事、隠元渡日の翌明暦元年(1655)来日、宇治黄檗山万福寺の開創に即非とともに尽力、同寺第2世となった。江戸時代初期、隠元をはじめとする中国僧によってもたらされた黄檗宗の影響は、宗教界にとどまらず、彼らが持ち込んだ新しい中国文化は江戸時代の文化全般に大きな影響を及ぼした。本像を始めとする黄檗肖像画も、顔や手に見られる洋風画的陰影法、濃厚で鮮やかな色使い、真正面から像主をとらえる構図など、独自の特色を示す。日本において従来見られなかった以上の特色は、伝統的な筆線を基本としながら、西洋画の陰影法の影響を受けた暈取りを丹念に施す、明末肖像画を学んだ中国人画家が、黄檗僧と共に来日し日本にもたらしたものだと考えられている。(出典: 『日本肖像画図録』)
Note
賛「我不似汝々不似我雖/然不相似元来無両/箇畢竟如何衢州橘/皮不是火/黄檗木庵山僧/自題」、関防印「方外学士」、印「木庵」「釈氏戒瑫」
1幅
紙本著色
江戸前期
『日本肖像画図録』135
2020年度全学経費「総合博物館所蔵肖像画コレクションのデジタル発信」事業により電子化
Creation year
2020
Guide for Content Reuse
Attribution
京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum, Kyoto University
Collection
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