レコードID
RB00013945
タイトルヨミ
タントウ
別タイトル
ローマ字タイトル: Tantō
著者
長船清光作
冊数
1
形態・版情報
長さ28cm 内反心
内容記述
平造眞の棟(三角棟)重ね尋常で内反心のある短刀で両面に腰樋をかき流している。地鉄は板目が流れ心となり杢目を交えた鍛えとなっている。刃文は中直刃調にわづかにほつれを交える。備前国の短刀は鎌倉期より存在するが古いものの現存するものは少く南北朝には寸の延びたものとなり室町期末の姿は本作の如きものが通例で、重ねを見ると元より先に行くにともなって、細って行くものである。長船鍛治はこの頃、祐定、清光、忠光、勝光、宗光等が盛えた。清光の代表作は中直刃を得意とし処々に足を小さく入れた所謂よだれ清光等と呼ばれる刃文が多く初代は天文頃とされている。本作は永正と切るが永正十八年は不在であり天を作りかえて永とした事がわかる。また入念の作は備前国住長船であって本作は仕入物と考へられる。(解説:文化庁刀剣類登録審査委員 新井重熈氏)
注記
刀剣
維新DBリスト:No.3
維新DB整理番号:#0193000
奥書等:永正十八年八月日 付合口栫
備考:村田峰次郎寄附
短刀、銘:備前国長船清光作
請求記号
尊/品/14
リストNO
刀剣:3
所蔵
京都大学附属図書館 Main Library, Kyoto University
コレクション
サブコレクション
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