1771年、梁廷燦準戸口

文書

1771年(乾隆36、英祖44)、漢城府西部盤石坊(現在のソウル市中区巡和洞付近)米廛下契第31統第 戸(戸の番号空欄)に居住する惠民署生徒の梁廷燦(33歳、本貫は南原)に対し、漢城府が発給した準戸口(戸籍証明書)。家族は妻の海州呉氏(35歳)、および率婢の一禮(43歳)、守禮(32歳)、守禮所生の婢正禮(13歳)、婢冬愛(8歳)。本人と妻の四祖(父、祖父、曽祖父、外祖父)の名前と官職名、身分および婢の父母について記載。前回(<RB00020530>「1768年、梁廷燦準戸口」)の妻は慶州馬氏であった。婢は前回にくらべ3名増えている。梁廷燦は梁應民の子、梁廷爀(この年28歳、軍器寺貢人)の兄であるが、梁應民の戸籍には一度もその名が見えない。なお父の梁應民の家には1780年以前には奴婢はいない。解説〈南原梁氏の準戸口(戸籍証明書)について〉参照。

附属図書館・人文科学研究所・韓国高麗大学校「韓国古文献の調査及び解題及びデジタルイメージの構築事業に関する協定」により電子化