1842年、安時赫長興庫貢人権売買明文

文書

1842年(道光22年、憲宗8)七月某日、安時赫が、長興庫(宮中で使用する蓆、油紙などを管轄する官庁)に湖南(全羅道)から納入する供上紙、十一月分半封(韓應和から購入)、五月分四分の一(太鎭絢から購入)、八月分四分の一(姜潤新から購入)、および湖西(忠清道)から納入する供上紙、三月分四分の一(愼愰新から購入)、十二月分半封(韓致謨から購入)、十二月分四分の一(安東魯より購入)、合計二封、さらに同じく安東魯より購入した進献(中国への朝貢)用の油芚紙三枚の貢人権を売却して作成した明文。価格は銅銭4500両。買主は記載されていないが、<RB00020438>「1876年、李義正長興庫油芚紙貢人権売買明文」明文により、李義正であるとわかる。それ以前の売買明文9枚と立旨1枚を買主に渡したが、韓應和、太鎭絢、姜潤新、愼熀新から購入した時にの明文には、他の貢物も記載されているため、背頉(明文の紙背に売却事実記載すること)するだけで明文本紙は渡していない。

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